CD

いまのところは、直接お会いした人にのみ販売している自主制作cdについて。

 

「2016年3月能登、さかいれいしう。」

1)キラキラドキドキカーニバル
  曲:岡野勇仁 詩:さかいれいしう

2)花のたましい
  曲:トリ音 詞:金子みすず 

3)これからはじまるぼくたちのおはなし

4)街にそびえ立つ「しっぽ」
  曲:熊坂義人

5)宿題
  曲:谷川賢作 詞:谷川俊太郎 

6)台所で

7)海に寄する歌
  曲:平尾貴四男 詩:藪田義雄 

8)海の前で

うた:さかいれいしう
ピアノ:岡野勇仁
編曲協力:岡野勇仁(2・3)/吉野裕司(3)
録音:Studio Ram(1〜3)/音と人 ミミ島(4〜6)
マスタリング:ウエヤマトモコ

JASRAC R-1640911 ( 2, 5, 7 )
CC BY-NC-SA 4.0 ( 1, 3, 6, 8 )
2016.Mar sakaireisiu @ Noto

CD販売中!

これまでに
心底、歌うことができないなぁ、なんて思った時期が
2回ありました。

1回目は、自分の歌唱技術力のなさを心底感じたとき。

大学院の受験で、歌ったフォーレの歌曲。
低音になるフレーズで声がひっくりかえったかんじの音になった。
じっと聞いていた審査の先生方がその音が出た瞬間、一斉にさっと何かを書きとめたのを覚えている。

受験に落ちて、その後のことを全く考えていなかった私。自分を全否定していた。
もう一年やる?と問われたときに、そのつもりはないと答えた。

また、ちょうどパソコン通信からインターネットが普及する時期で、
畑違いの科学芸術アカデミーという専修学校に出会い
メディアアートの分野にわくわくしながら突き進もうと思った。

私は、もう歌う必要はないと思っていた。
一方で、自分が全否定していた自分の歌を認めてくれる人たちがいた。

クラシック歌曲を楽譜をみながら歌うことよりも
生きている作曲家の目の前で作ったばかりの歌を
歌う機会が増えた。それはとってもエキサイティングだった。

学校では芸術系の分野のスキルの高い人達に囲まれ、自分は落ちこぼれだった。
相対的に自分の強みにできる音楽と声にもどっていった。

卒業後、関東方面に住むようになり、
歌を歌う仕事も時々お受けするようになった。
アーティストとコラボレーションを積極的にやって
憧れてたバンドも結成して、
あいかわらず歌唱力に劣等感を持ちつつも、楽しく歌手業をやっていた。

2回目の歌えなくなった時期は、
2011年3月の原発の事故のあとから。

ここに関しては、未だに言葉がうまく、出てこないのだけど、
あの事故の後以来、歌う気持ちは、ふーっとどこかにいってしまった。

歌い方がわからなくなったという感じか。

子どもも生まれ、生活スタイルの変化があり
自分の身体も思考も、子育てのためだけにずっと使われているような毎日。

音楽とどのように接点をもつことができるのか、想像もできなくなった。

CDを作る、と思ったのは、こんなシンプルなきっかけ。
2016年3月、父親の亡くなる3日前に手渡したCD。

歌ってそういう為のものなのかな。
いまの私にとっては。

そんなわけで人生2度目の「自主制作CD」です。
超シンプルパッケージです。

1500円。限定49枚です。
いまのところは、直接お会いした人にのみ販売してます。

CD作りに協力してくださったみなさま、いつもありがとう。
そして聞いてくださってるみなさん、どうもありがとうございます!
(2017.2)

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